農園について

栽培品目:2021年8月時点
露地日向夏
スイートピー 12a(施設切り花)
ベビーハンズ 20a(露地切り花)
アネモネ  1a
ビオラ(交配3年目)1a
早期水稲 70a

はじめまして。農園代表の太田原鉄秀と申します。

両親とも宮崎人ながら、親の仕事の都合で京都育ち。
中学3年生の頃に漠然と農業に興味をもち、京都府立桂高校(農業科)に入学。卒業後、農業を営んでいた祖父母がいる宮崎県に移住して、県立農業大学校果樹経営科・専攻科を卒業しました。

祖父母が営んでいた農業を継ぎにきたのですが、祖父母は、(まさか遠く県外で育った孫が継ぎに来るとも思うわけもなく)後継者がいなかったこともあり昔トマトを栽培していたビニールハウスも既に解体済みで、田んぼと、老木の日向夏園を荒らさないように綺麗に継続している農業スタイルでした。
現状を把握してからも、どうしても農業で生活がしたい気持ちを変えることができず、よくも悪くも猪突猛進でしたが、非農家出身が新規就農することが、厳しい世界なのを勉強すればするほど痛感する日々でした。まして当時前例がないと言われた花業界。

約10年サラリーマンをし、その間に休日に祖父母の手伝いをしながら、自分の就農の準備をしていました。
祖父母がしていた早期水稲を、そして、今では珍しい在来系日向夏を継ぎました。日向夏の木は古く、生産力がとてつもなく低いので採算を考えると植え替えるべきだったのですが、祖父母が植えた木というのと、古木ほど美味しいと言われる日向夏をリセットするのが勿体なく、そのまま間伐などで園地整備をして残していくことにしました。

その二つの栽培管理を祖父母に学び、自分の代で収入の主軸を作らなければと考え、候補の畑の面積で経営可能という理由から、スイートピーを栽培する計画をたてました。そして、農業研修をした後、2016年夏にハウスを建て、スイートピーの栽培を始めることができ、いよいよ農業経営者となることができました。
中学生の頃に農業の世界に興味をもち、実現する頃にはすっかりおじさんになってしまいましたが、それでも実現することができたのは、周囲の方々の応援の力があってこそでした。本当にありがとうございます。
その3年後の2019年には白砂の畑でベビーハンズ(切り花)の栽培もスタートさせ、2021年にはご近所から中古のハウスを移設し、実験的にアネモネ500株(5品種)とビオラ約800株(交配種)の取り組みを始めました。就農当初、花は全くの素人でしたが、細かい作業など性格に合っているようです。

楽しみながら、挑戦心ある農家でいたいなと思っています。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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